『復刊に夢をかけて』 − [この絵本が好き! 2006年版]寄稿文より
今から十二年前、四十五歳のとき会社勤めを辞め、残りの人生を賭けてやりたいことを真剣に考えました。そして三か月あまり図書館にこもり心が決まったのは、ある一冊の絵本との出会いでした。
[特別寄稿]ちびくろ・さんぼが帰ってきた

先ごろ幻の古典的名作絵本『ちびくろ・さんぼ』を復刊した。
この本は、一九五三年に岩波書店から発売され、一九八八年に絶版になったが、岩波書店以外の版元から出版されたものも含め四十九点の『ちびくろ・サンボ』が発売されていた。その中で岩波書店版は、およそ一二○万部が売れ、子どもはもちろん多くの人々に読まれたベストセラーであった。